テレビを作ること
人生をかけるならよりクリエイティブな仕事を!
なんて夢見がちな思いから業界に飛び込んではや9年。
振り返れば、到底クリエイティブとは思えない机にかじりついての単純作業、全身筋肉痛になる重労働もありました。もちろん今も。それらは視聴者をただクスッと笑わせるためのくだらない一工夫のときもあれば、事実を誤って伝えないための重大な作業だったりもして、その振り幅や責任の重さにいまだにたじろいでしまいます。
でも、ある出来事やそれを経験した人たちと視聴者の間に立ち、自分なりのフィルターを通して何かを伝えるこの仕事の面白みは、そんな地道な作業や責任の上に成り立つのだと今は思えるし、そこで味わってきた経験はそんな苦労を忘れさせるほどのものだったと、この9年を振り返って感じます。
なので今日も地道に机にかじりつきます。