森 義久
制作Ⅱ部
「レジェンドの目撃者」
「大家族 うるしやま家」
「ドランク塚地のふらっと立ち食いそば」

Yoshihisa Mori
2020年入社

テレビは劇薬
ディレクターになりたての頃、ある先輩から言われた一言。「テレビは見ている人たちを簡単に傷つけてしまう道具。でも、逆に人の命を救うことが出来る道具でもある。」

単純なミスや誤解などで容易に人を傷つけてしまう、その一方で、自殺を止められるかもしれない、生きる希望を与えられるかもしれない。そんな毒にも薬にもなる劇薬のような力を持っているのがテレビです。

だからこそ、作り手は慎重に言葉を選び、1カットを厳選し、気を配らなければなりません。さらにテレビを“薬”へと昇華させるために、試行錯誤します。こうすれば人が笑ってくれるかもしれない、元気になってくれるかもしれない、感動してくれるかもしれないと考え、それがハマった時は言葉では伝えることが出来ないほどの快感です。

徹夜や過酷な現場などでどれだけ辛くても、あの快感をもう一度!っと、ついつい手を出してしまう…これにハマったら、もうやめられません。スタッフにとってもまさに劇薬…。テレビって本当怖いですねぇ~。